原状回復可能であるのが条件

賃貸でも可能なDIYとは

賃貸物件でも、DIYが可能なものはあります。たとえば、壁紙を貼り付けたり、吊り棚を吊ったりすることは多くの物件で認められているでしょう。壁や床に穴を開けることは禁じられているものの、画鋲の針程度の穴なら、多少は構わないことになっています。もっとも、築年数が古く、借り手がなかなかつかない物件の中には、壁を塗り替えたり、中2階を増築したりするような大がかりなDIYを認めて入居者を募集しているものも散見されます。

このような本格的なDIYを施すと、原状回復は難しいでしょう。原状回復とは、経年劣化によるものを除き、入居時と同じ状態に戻して賃貸人に明け渡すことです。しかし、こうしたケースでは、賃貸人が原状回復を求めていないので、賃借人が責任を問われることはありません。

DIYで注意すべきポイント

本格的なDIYを認める賃借人もいるとはいえ、賃貸契約では、原状回復が原則となっています。原状回復を条件とする賃貸物件では、DIYの範囲が限定されるでしょう。部屋の角に画鋲で留める軽い置物専用の扇状の棚なら問題なく設置できます。しかし、壁紙や補強材は取り外しにくいものを使えません。壁紙を貼り付けた後、退去時には跡形もないよう綺麗に剥がさなければならないのです。室内にセットした補強材も全て取り外してから退去することになります。

したがって、一般的な賃貸物件では、突っ張り棒を使ったり、壁の接合部にフックをねじ込んだりして吊り棚や収納スペースを作る程度のDIYに留まるでしょう。突っ張り棒の強度が強すぎると、壁に跡が残ってしまうため、強度にも気を付けなければなりません。